川田、全日退団

ryu482005-03-07

まずは、東スポのインタビューから。

−23年間在籍した団体から離れる決断をしたのは、いつだったのか
川田:馬場さんの七回忌を、三冠王として迎えられたのが大きかった。そのころから、ハッキリと考え始めて、小島に負けて決意は固まった。
−全日プロでやることは、もうやり終えた、という心境なのか
川田:馬場さんが亡くなってからは、契約を更新してないので、事実上フリーだった。武藤社長という全日本の名前を守れる代表がいて、小島、という外で「全日本」を押し出せる王者も誕生した。全日本はもう大丈夫だろう。
−ここ数年、実質フリーだったとは驚きだが、全日プロと決別する寂しさはないのか
川田:オレとしては「辞める」というより「卒業する」という感覚。心はずっと全日本だしね。だからフリーというより、無所属だよ。
−では「無所属」として、今後、どう活動の場を広げていくのか
川田:まあ、これからも今まで通りの川田利明を見せていくだけ。リング上も、当面は全日本が中心になるだろうし、いままでとあまり変わらない。
−それでも夢カードのゴングに向け、大きな一歩を踏み出したのでは
川田:いつも言い続けているけど、一番大切なのはファン。満足して帰ってもらうことが重要。でも、これまでよりは、望まれたカード実現への障壁が少なくなったことは確かかもしれない。
−まずはハッスル8で、小川直也戦が控えている。
川田:観客が判定するみたいだから、本当のプロレス、というものをオレがみっちり叩きこんでやるよ。

ただただ、驚きと同時に、川田にとってはこれが一番いいかもと思う。
健介と永田の違いを見ればわかるとおり、今の時代に、社員レスラーってファンの支持を受けづらいと思うんですよね。逆に、フリーの方が頼もしく、そして応援しがいがある。2年連続プロレス大賞をフリー選手がとったのなんか、その表れだしね。
小川がイマイチブレイクしないのって、フリー(契約的にはフリーなのかもしれないけど)じゃないってのも、理由の一つだと思ったりもする。だってさ、会社の命令でやりたくないバーリやって、ヒョードルにのされるなんて、永田さんと同じじゃないですか。その辺が、イマイチのれないんですよ。
WWEの選手の方が、契約もきついけど、逆にいつ辞めてもいいんだぜって、ビンスとガチの抗争をしているわけじゃないですか、オースチンしかり、ロックしかり、ホーガンしかり。
その辺の職人根性ってのは、日本ではやっぱりフリーの方がつくし、ファンも無意識的に、それを望んでいるんじゃないのかな。