ローレライ

僕は、人の思考ってのは、ある程度の天性と環境の組み合わせだと思っています。
ガンダムを好きになる素質がある人は、ガンダムを見れば好きになるし、好きになれない素質の人は、なぜ2本足歩行なの?なぜ少年が戦うの?と、壁があって、それを乗り越えられないと思う。好きになれる素質の人は、そんな壁を簡単に乗り越えてしまうんですよね。
と、前置きを書いたのは、この映画ローレライガンダム的というか、オタク的な映画だったからです。この映画を嫌いな人は、いくらでも文句が言えると思います。海軍の様式から、新兵器の無茶苦茶な設定、ご都合主義等々・・・でも、その壁を乗り越えられる人は、面白い!と、思うんじゃないですかね。
自分は、この映画を面白いと思う素質があったみたいだし、おかげでやっぱり自分はオタクだなと自覚したのでした。
本当に面白かったし、満足したって。マジでマジで。
 
しかし、この映画を見て、あらためて思うのが、邦画ももっと金を使えればなということ。CGのチャチさに失笑がおこっていたし、長髪の海軍兵もいる。その役者の意識の低さもあるけど、髪の毛を切らせるほどの出演料を払えないってのもあるんだよね。12億円の制作費って宣伝しているけど、洋画だと100億円時代になっているだけに、逆に邦画のショボさを感じさせるだけだと思うんでうけど。