レバクーゼンvsバイエルン

テレ朝風に

 「最近、調子を崩しているレバクーゼンですが、どうですか?」

 「いやあ、相手がバイエルンってことで選手達は燃えてますからね、今日は違いますよ。勝て!レバクーゼン」

 「さあ試合開始です。レバクーゼン猛攻。攻める、攻める」

 「いいですよ。打て!そこだ!あぁ!行け!」

 「レバクーゼン、ついていない。シュートが全部カーンの真正面にいきます。しかし、今日のレバクーゼンはいいんじゃないですか」

 「ええ、いいですよ。バイエルンも、ピサロが怪我してますから、ゼ・ロベルトマカーイのラインでしか、点とれませんから、それだけ気をつければ勝てます」

 「ああ、そのゼ・ロベルトにボールが渡った。クロス。あぶなーい」

 「うわぁ」

 「マカーイのヘディングが決まってしまいました」

 「でも、レバクーゼンこれからですよ。勝てますよ。頑張れ」

 「レバクーゼン、どうもボールがつながりませんね。ああ、バラックシュート。これが入ってしまった」

 「今のはルチッチにあたって変わりましたからな。運がない。でも、まだ2点差。レバクーゼン魂を見せて欲しい」

 ってな感じで、結局3ー1でバイエルンの勝利。前半途中までは、強いレバクーゼンが戻ってきたと思っていたが、その時間帯に決められなかったのが全て。逆に、バイエルンも攻めてが、ゼ・ロベルトバラックしかないが、少ないチャンスをマカーイが一発で決めてみせる。後半に入り、レバクーゼンはボロボロ。ズルズルと前に出て、後にスペースを作る。ブンデスリーガの場合、基本的にプレスをかける位置がとても後目です。だから、ボールが前に運べないと、球がこないからフォワードが下がるじゃなくて、球を回せないからディフェンダーが上がるという感じになることが多い。それにレバクーゼンは、はまってしまう。途中でノイビルが入って、少しは攻める形を作るも、調子の悪いチームらしく、そこで点を取れない。後半残りわずかになって、なんとか点をお情けで貰ったという感じ。このチームは、本当に悪くなると歯止めがきかない。

 対して、バイエルンも、決して調子がいいわけではない。特に気になったのが、カーン。好セーブを連発していたが、チャンピオンズリーグの時もそうだったけど、集中力が90分続かない感じ。最後にレバクーゼンに点をとられたのも、シュートがディフェンダーに当たってしまいルートが変わった不運があったとはいえ、取れる範囲。この、集中力の持久性の低下が非常に気になったし、この辺は衰えなのか、調子が悪いからなのか。

 ブンデスについて書いたついでに、アイウトンのことでも。初めて、この選手を見たとき、ブラジル人だとは思わなかった。腹ちょっと出ててプクプクしてるし、ドリブルもテクより力強さ重視でブラジル人ぽくない。最初のイメージは、ガスコイン。腹でてるのと、変に強気なところと、取られないドリブルがかぶった。そのうち、解説者の誰かの言葉で、ゲルト・ミューラーに似ているというのがあり、そんな気もしてきた。やっぱり、プクプクしているところがなんだが。ミューラーは、最初、爆撃機というあだ名から自分は、スウェーデンのブローリンみたいのをイメージしていた。でも、ビデオ見て、太っていて非常にドロ臭くて驚いた。確かに、アイウトン=ミューラー、そんな感じもする。で、アイウトン。最初は、ドイツ国籍をとってドイツ人としてワールドカップ出場を希望していた。しかし、フェラー監督が無視。フェラーはカタールに対して批判したり、気持ちはわかるが、アイウトンいればドイツも楽なのになとは思ったものだ。まあ、そんな、ブラジルには見捨てられ、ドイツからは袖にされたアイウトンが、金でカタール人になるのも、よくわかる。次は、同じくブラジルから見捨てられている、デデのカタール入り。マハダビキアのイランと、アイウトンとデデのカタールの争いは、非常に見たい。日本にとって、救いがどっちかが確実に消えることだね。

● 愛媛FCマスコットキャラクター

 能田達規先生に書いてもらうとは、わかってる〜って感じ