東京ヴェルディvs川崎フロンターレ

出場選手紹介。フロンターレリザーブに、フォワード飯尾のコールが。ヴェルディ側からも拍手。頑張れよ!後半出場してきたんですが、当然の如くブーイング。
今日は春晴れで熱かったので、半そでになる。しかし、外の暑さと反比例して寒い前半でした。
フロンターレは3-4-3。サイドに張っている長橋、そしてアウグストが突貫で突っ込んできて、実質5トップになる攻撃は、圧巻だった。そして、目立つのは運動量。前線からのプレスをこれでもかと行ってくる。そのため、ヴェルディお得意のショートパスのつなぎを何度も止められ、そこからショートカウンター。長橋、アウグストの後を狙うのは当然の策だが、フロンターレの電柱ディフェンダートリオが固い。相馬がなんどとなくクロスをあげるが、ことごとく跳ね返される(相馬に必要なのは、その辺の精度だとは思うが)。放り込まれサッカーというか、前線から守備をすることで相手にロングボール主体にさせて、その放り込まれたボールを電柱がはじき返す。
フロンターレの中でもやはり目立つのは、ジュニーニョ。そのドリブルのキレばかり言われる選手だけど、今日の前半は守備の面でも目立った。ジュニーニョがボールカット→誰かに預ける→その隙に前を向く→ラインの裏をつく、というパターンを何度も見せられたか。そして、ジュニーニョがガツンといった所を、2列目、3列目と突っ込んでいき、前線でゴチャついた隙をついてシュートというパターンを何度も見せられた事か。攻撃の起点がジュニーニョなら、守備の起点もジュニーニョだった。
開始5分、コーナーキックからのこぼれ玉を寺田がしっかりつめていて、フロンターレ先制。前も見たことあるなあ…と、デジャブのように、いつものごとくヴェルディがつまらない失点をしたところから、川崎が勢いづく。アレよアレよと、気がついたら前半終了した時点で4-0。
自分の席の近くに、小学生の集団(明らかにタダ券)がいたんですが、「ヴェルディ。よえー」とか散々文句を言った末、前半で帰っていってしまいました。悔しいが仕方ない。会場の上には雲が横たわり寒くなってきたので、熱燗を飲みながらロマンチック悪たれモードになっていたのですが、後半は熱い試合で、すっかり酔いがさめていきました。
ヴェルディ側が戦術と選手を交代。選手は、平本を変えて森本へ。そして、戦艦ワシントンをストライカーからポストプレイヤーへチェンジ。大きな大砲があるだけではなく、沈まないことということも、戦艦の長所でしょう。その点、まさに、ワシントンは戦艦だった。寺田、伊藤等に、はさまれてもボールをキープして、ポストプレイをこなしていく。去年のブラジルでの実績、またゼロックスでの印象から点取り屋のイメージも強いが、この人はポストプレイ能力も凄い。
しかし、なによりも後半に入って変わったのは、ジュニーニョが守備をしなくなったこと。いや、ジュニーニョだけではなく、フロンターレの前線の守備がほとんど無くなってしまった。もちろん攻撃面ではやはりジュニーニョのドリブルが脅威であったのはかわらない、しかしドリブルだけになってしまったのは確かである。作戦なのか、それともチームリーダーであるジュニーニョにならったのか、他の選手の運動量もガクンと落ちてしまった。
そうなると、ヴェルディお得意のショートパスサッカーのし放題。やすやすと中盤を繋ぎ、前線にまで運ばれる。こうなるとフロンターレの高さには強いが、スピードには弱いディフェンダー陣は弱い。まずは後半早々、(平野?の)ドリブルを倒してPKを与えてしまい、4-1。そして、大悟のミドルシュート(最初の発表はOGだったが)で、4-2。この時、森本とワシントンが上手く相手ディフェンダーを引きつけていたこと、そしてシュートを決めた大悟の頭をポーンと森本が叩いたことが印象的だった。そして、その森本がシュートを決め、4-3。
フロンターレベンチも動き山根に変え中村。関塚監督の気持ちはイタイほどわかる。ポゼッションすることで、時間を消化していきたいのだろう。だが、フロンターレは速攻に関してはJ1でもトップクラス(サッカーが20分前後半というルールだったら最強かも)だと思うが、遅攻に関しては明らかに一枚も二枚も劣る。最後にはアピールプレーを連発して逃げようとするのに精一杯という感じだった。
最後は、ワシントンがディフェンダー3枚背負った場面からパス、そこへ森本が飛び込みシュートを決め、4-4。ワシントンの倒れない凄さと、森本の上手い抜け出しがもたらした同点弾でした。
いやあ、面白い試合でした。帰っちゃった小学生達にも、後半を見て欲しかったよ。
個人的マンオブザマッチは、前半はジュニーニョ。あの運動量が後半もっていたら神だと思う。後半は森本。自身2点目は、ワシントンがパスをしてくることを信じて抜け出した点取り屋の動きだった。
マンオブザマッチは、林と山卓。林は足だけでディフェンスしようとするから、ジュニーニョに何度も抜かれるんだって。山卓は右サイドを何度も抜かれたのはいかがなものか。
 
しかし、これで味スタ戦は4試合連続引き分け。9月の名古屋戦以降、味スタで勝っていないのは、なんとかして下さい。

プロレスラー荒ぶる言霊

ずっと前に読んでいて、すっかり紹介を忘れていたが、ネタがないのでやっぱり紹介しようと思った一冊。なんか、中途半端な前説ですが、本の中身も中途半端な印象。表紙はマサ斉藤なので100点なのだが、マサや木村健悟はいいとして、永田やDDT勢など俗にいう平成レスラーの発言の方を多く取り上げているのが、僕的にはマイナス点。
そして、なにより著者の余分なツッコミがイマイチ。素晴らしいものは、ただ紹介だけすれば、よさがわかると思うのだが。
とはいえ、マサはじめ昭和レスラーの発言は素晴らしいので、それだけ紹介

マサ斉藤
・辻アナ「さぁ、このホークとノートン、プライベートでは非常に仲がいいという事ですが」
・マサ「そうですねぇ、スコットはオクラホマに家を買ったんですよ
 
・辻アナ「このバックドロップは受身がとれない!!」
・マサ「取ってます取ってます
 
・辻アナ「ありがとうございます。ホーガンが来てくれたのはマサさんのおかげです」
・マサ「へへ、そんなぁ。照れちゃいましゅよ
 
・マサ「まあ、彼も『げんやく』を引退してからは…」
・南原「…あの、『げんえき』では?」
 
・辻アナ「さあ、今日も解説は”地獄の門番”マサ斉藤さんです。マサさん、よろしくお願いします」
・マサ「あのさぁ、いつも思うんだけど地獄の門番”って何?
・辻アナ「…というこでマサさん〜」
 
・マサ「それからこのクリスですか。クリスじゃないか、ベノイですか」
・辻アナ「ペガサスですね〜」
 
・マサ「(nWoについて)彼等の狙いはん、『世界平和』なんですよ。そのためには手段を選ばない、と、こういうことですね。」
・辻アナ「マサさん、『世界制覇』ですね?」
・マサ「はい、その通りです」
 
・マサ「(安生のグランドクロス2000について)フィギュアフォーじゃない、四の字じゃないですね、これは。
六の字かな、三の字かな、どっちかな」
 
・辻アナ「おおっと、コーナーポストに上がったぞ、ムーンサルトか?いや、フロントを向いているが」
・マサ「いや顔向いているほうがフロント
 
・マサ「だから中西はダメなんだよ、髪型も変だしね。
 
アニマル浜口
「京子!おい京子!京子!剛史の奴がな、自分の部屋にプロレスラーのポスターを飾っているんだけど、なぜか父さんのがないんだよ!父さんさびしくてな」

○猪木
・猪木「あいつ(ボブチャンチン)が強いのは、チェルノブイリ放射能を微量に浴び続けているから

○馬場
・馬場「マスを書くようにバーッといけって教えてるんです」
 
・俺は『アポー』とは言っていない