ユベントスvsFC東京

仕事帰りなので、味スタについたのは、試合開始ギリギリ。FC東京サポが、日本コールをした後、いつものようにYou‘llNeverWalkAloneを歌ったいると、隣の客達が「リバープールじゃん!パクリだよこいつら!」と、大きな声で話していました。ユーベのユニを着ている、今風な兄ちゃんなんですが、石川を見れば「早いよアイツ」と驚き、FC東京のプレスを見れば「よせ、はえー」と驚き、後は、マルティンスだったらウンタラカンタラとか、ACミランだったらウンタラカンタラ、「FC東京って誰がいたっけ?」「加地がいるじゃん」みたいな、なんつうか、典型的なチャンピオンズリーグセリエAしか見ないってタイプで、ちょっとムカついてしまい、普段は絶対応援しないFC東京の応援を意地になってやってしまいました。
そんなこんなで、宮沢のセンタリングに戸田がつっこみ、FC東京が先制。その後も、FC東京の果敢な攻撃が続いていく。ユーベは、FC東京の早いプレスと攻めに戸惑っている感じがした。
で、1-0でFC東京のリードで前半終了。
隣の兄ちゃん達は「すげーよFC東京」とか、「勝っちまうよ」とか言い出したので、安心して、ユーベが勝つだろうなと思いました。
で、後半。
プレスに対抗するには放り込みとサイド攻撃とばかり、ユーベが戦い方を変えてきた。残念だったのが、茂庭、ジャーンでも、トレゼゲの高さに制空権を奪われたこと。今野をしても、ネドベドの運動量についていけなかったこと。わかってはいたが、ユベントスの選手はデカくて上手くて何かがある(例えば、ネドベドだったら運動量とか)という、3ツール。それに比べてしまうと、FC東京の選手は1ツールしかない感じ。
ネドベドの突破、シュートのこぼれ玉をトレゼゲがごっつあんゴール。後半20分をすぎると、FC東京の疲労が明らかになり、プレスがきかなくなってしまう。こうなると、ユーベの独断場で、次々とゴールに襲い掛かっていく。
デル・ピエロの超絶シュートもよかったが、個人的にニコニコしてしまったのが、ユーベの選手が点を取るたびに、攻撃にかける選手の数を減らしていったことと、ポゼッションを重視するようになっていったこと。ああ、これがユーベサッカーかと関心してしまいました。例えば、去年、バルサvsアントラーズを見たときなんか、バルサは点をとればとるほど攻撃偏重になっていった。哲学の違いというものを、生で感じられてよかったです。