横河武蔵野FCvsHondaFC

・天気も良く、ゴールデンウィークでもあり、830人と満員。立ち見の客もいました。
・Hondaは、5勝0敗と順調にトップを驀進中。そりゃあ、純粋にチーム力だけでいえば草津や愛媛より上ですからね。
横河武蔵野も3勝2敗と好調。去年に比べれば(5連敗だった!)、天国のようだ。
・横河は4-3-1-2。去年FWだった小林がトップ下。エース村山、移籍してきた大和田の3人の攻撃力は、JFLでは上位。無茶苦茶、レベルの違いがありますが、一言で言えば、ミランサッカー。基本は守備から入り、CMFの田辺のロングフィードから前の3人だけで攻めて行きます。
・Hondaは、3-5-2。こちらも一言で言えば、ジェフ。”7人で攻め、全員で守る”が徹底されていて、チームとしての完成度の高さが売りです。
・前半開始から、Hondaが運動量で圧倒し、次々と攻めてくるが、横河が人数をかけて守りきる。
・横河は去年に比べれば守備はマシになった。なによりも約束事がしっかりしているのがよくわかる。ボールを持ったら、サイドのどちらかが上がり攻撃をフォロー。相手のFWを、サイドバックセンターバックの2人でマークにつき、センターバック一人を常に余らせて対応していた。また、ボールを持ったら、田辺が空いていたら田辺に、ダメなら前方へロングフィードという約束事が徹底されていた。去年と比べれば、チームとしてのまとまりは格段にアップ。問題は、中盤の3人がディフェンスラインに吸収されてしまいがちなこと。そのため、7バックになってしまい、バイタルエリアがスカスカなこと。Hondaもよくわかっていて、バイタルエリアからミドルシュートを何本も撃ってくる。
・しかし、今日の武蔵野のGK井上は切れていた。Hondaの前に立ちふさがる。
・その井上のゴールキックが、HondaDF陣と大和田の間に落ちる。これが、イレギュラーバウンドをおこし、大和田へナチュラルなスルーパスになる。大和田がHondaDF2人を背負って、中央からドリブルでゴール前まで持ち込みシュート。これが、決まり武蔵野先制。ウォー!!と盛り上がる、武蔵野陸上。
・前半は、1-0で終了。いい感じです。今日は、天気も良く、風も気持ちよく、なによりも試合内容が気持いい。
・後半、風上にたった武蔵野の猛攻が始まる。ロングフィードが効果的に利きはじめ、村山、小林のスピードが活きてくる。
・しかし、Hondaもさすが。武蔵野の右サイドのユンの運動量が落ちたのを見逃さず、しつこく右サイドをついてくる。
・武蔵野も動き、ユンを下げ池上を投入。意図のわからない交代が去年は多かったのですが、ベンチワークも進歩を感じます。
・後半30分すぎると、Hondaの攻撃がすさまじく、武蔵野サイドからボールが出ない。
・去年は、ここから同点、逆転という場面を何度も見ましたが、今年の武蔵野は、ここで粘る粘る。
・そして、粘りきり1-0で勝利。武蔵野陸上、大拍手!
・アナウンサーの「HondaFCから、7年13試合めでの初勝利です。応援ありがとうございました」の声に、また大拍手が。
・試合内容から会場の雰囲気、全てが最高の試合でした。