拡大路線、一時凍結

Jリーグは29日に臨時理事会を開き、川崎と大宮をJ1チームに昇格させることを決定。来期からJ1は2チーム増の18チームとなる。鈴木チェアマンは今後について最大目標とする20チームまで冷却期間を置く考えを示した。
「これ以上、チーム数を増やすことはしばらくはない。今まではJリーグは一気にチーム数を増やしすぎて、一般の人に何だかわからない部分があった。(プロ)野球が固定したチームでやっていたこともあったし。だから、最低でも3年間は18チームでやる。」(鈴木チェアマン)
93年にJリーグは10チームでスタートした。99年から2部制を導入。将来的にはJ1を最大20チームで運営することを最終目標にあげる。J2も20チームへ。現在はまだない「J3」は3地域ごとのリーグにして、各20チーム。すべてあわせて100のJクラブ設立を目指す。そのトップであるJ1は、12年間で8チーム増えた。この流れをいったん、緩やかにすることで各チームを世間に浸透させたいという。また「逆に(J1とJ2の)入れ替えはもっと多くしていきたい」(鈴木チェアマン)。
来期はJ1の17,18位が自動降格。16位がJ2の3位と入れ替え戦を行う。将来は最大で4チームの自動入れ替えを視野に入れている。入れ替えを活発にしてリーグを活性化させるとともに、J1昇格のチャンスが多くなることで、さらなるJリーグ加盟クラブを増やしたい考えだ。(東スポ

鈴木チェアマンの役目は、現実的な路線作りというまさに2代目のお仕事。J1の拡大を一時凍結は、今の状態を考えると、2代目の判断としては正しいのかなと思う。