ニュージーランド旅行記 0日目〜2日目

土曜日の昼、家を出て、成田へ向かう。行く途中に本屋に立ち寄る。選手会の本決意が出ていたので買う。
30分ほどで読み終わる。一体、選手会は、この本をどうしたいんだろうと思う。自分達の意見を伝えたければ、選手会から会費をとって、もっと安くするなり、無料にして配った方がいいだろうし、それともストの費用だっていうなら、もっと高くてもいいと思う。それでも、ファンは買うよ。500円って値段にケチをつけるのもなんですけどね。署名もそうだけど、選手会は、結局どうするか決めてないけど、とりあえずやりましたってのが多すぎる感じがする。
18時20分成田発の飛行機に乗る。
20時ごろに、機内食。機内でシュレック2を見る。なんかあらためて見ると、アンチディ○ニー(版権うるさいからな)をここまでだしちゃ、日本じゃうけないよなと思う。
少し寝ると、3時ごろ(日本時間)に起されて、朝飯。確かに、ニュージーランド時間じゃ朝6時なんだけど、まだ時差に慣れていない人間に、この時間の飯はきついって思いながら、しっかり食べる。
やっとこさ、8時(現地時間、以下同)に、ニュージーランドの南島にあるクライストチャーチ空港に付き、一休み。11時間、飛行機に乗っていたので、体がバリバリなので、意識的に歩こうと空港内の免税店をのぞく。
オールブラックスの商品が多い。こういうの見ちゃうと、日本も、スポーツの輸出をできないかなと思う。自分もヨーロッパサッカーの番組や、ユニを買っている身なんでアレなんだけど、日本はスポーツ輸入超過国なんだよね。
9時に飛行機に再搭乗し、目的のオークランドへ。
オークランドに着くが、パイロットが終着地地点を間違え、少し時間がかかる。さすが、エアニュージー
で、入国審査だが、これまた長い。40分くらい待たされる。入国者に対して、明らかに係員が少ない。で、結構、質問される。わかる範囲の英語の質問でよかったよ。
税関に。ここで、また時間をとられる。オークランドに住む友人のために、いろいろ日本の食品を持っていったんだけど、それについて、いちいち聞かれる。
「ホワット?」「ジャパニーズライスケーキ”もち”」「ジャパニーズクッキー”せんべい”」「ジャパニーズグリーンティー」「ジャパニーズトラディショナルフード”うめぼし”」
全部、こんな感じで答えさせられました。ニュージーランドは、食品の持ち込みが厳しく、一度つかまると大変です。
で、なんだかんだで、1時間ほどかかって、やっと空港から出て、友人と再会。徹夜明けで、40分も立って待たされて、その後、尋問を受けたので、友人と会ったときは眼が泳いでました。
 
その後、シャトルバス(乗り合いタクシーみたいなもの)で、エリクソンスタジアムへ。
ここで、13人制ラグビー(日本では、こう言いますが、あっちではラグビーは13人制でも15人制でもラグビー)を観戦するのが、旅行の楽しみの一つでした。空港からそのまま向かったので、荷物いろいろ持っていたので、何回か、「ここが、どこだかわかっているのかい?」「そんな荷物もって、どこ、行くつもりなんだい?」と声をかけられる。好きで荷物が多いんじゃねえやい。
エリクソンスタジアムは、ラグビー専用スタジアムで、緑の芝生がとても気持ちいい。大きさは、三ツ沢ぐらい。
で、ニュージーの観戦スタイルなんですが、応援チームごとに観客席がわかれていないのが特徴。チームのファンである前に、その競技のファンって感じでいい。ボーダフォンウォーリアーズとブルドッグスという両チームのファンが、隣同士で座っているから面白い。スポーツでよく言われている、地域密着主義ってのも、こういうの見ちゃうと、それに拘る必要もないんじゃないの?と思ってしまう。結局は、地域密着主義も、客を集めるための方法論なのだから。また、ボーダフォンというチーム名に企業名がついているけど、それがファンにとって悪いことなんだろうか?と、この観客を見ているとそう思う。こういうスポーツの見方、楽しみ方もあるんだよね。
で、13人制ラグビーですが、簡単に説明すると(英語で教えてもらったのと、非常にラグビーの知識に疎いので、間違っている可能性あります)、攻撃側は6回の攻撃(タックルで倒されたら、それで攻撃が1回終了。タックルされた場所をポイントにして攻撃を再開する)の中でトライできなければ、攻撃権が相手チームに渡るというもの。
こういうルールだと、どうなるか?
13人がラインになって攻めるんです。守るほうも、1〜2名をスイーパーにして、後はラインで守る。そうなると、必然的に、1vs1の場面が増えることになるわけで、それが見所になります。また、ラインで攻めるので、攻撃範囲が幅広く、運動量も要求される。ラグビーの強豪国は、この13人制と15人制の両方を行っている国が多く、昨年の15人制ラグビーワールドカップの優勝国イングランド代表監督は、13人制のプロ監督でもあり、両方やる利点が話題になったような気がします(あやふや)。で、この13人制ラグビーを僕は始めて見ましたが、こっちの方が南半球ではプロ競技として盛んなのも良くわかる。テンポがとてもいいので。
また、観客のノリもいい。ウォーリアーズの選手が上手く抜け出せば、ウォーリアーズファンの観客が立ち上がり、それがタックルで潰されるとウォーリアーズファンの観客が頭抱えて座り込み、隣で座っていたブルドッグスのファンが立ち上がってガッツポーズ。日本だと喧嘩になりそうだけど、こういうのいいなぁ。
そんな感じで、ラグビーを楽しみ、オークランドの市街地に向かおうとしましたが・・・バスが無い。
警備員のおばちゃんに、「近くに、スグ乗れるバス停ないかい?」と聞くと、「オークランドに行きたいの?それなら、送ってあげるわよ。」と、車に乗っけてくれて、宿まで送ってくれました。この後も、似たようなことありますが、ニュージーランドの人は基本的にとても優しいです。また、旅行者なれしていて、英語が不自由でも、ボディーランゲージとかで、ちゃんとコミニュケーションをとってくれます。
そんなこんなで、キウィー(ニュージーランド人の愛称)の暖かさに感謝しながら、一日目は終了。
 
2日目
朝、起きてオークランドの駅に向かう。こちらは、車社会で、鉄道(ディーゼル)の利用は少ない。オークランドから、ウェリントンまで、南北に貫いた線路があるが、1日に1本のみ。だから、鉄道に乗るのは、旅行者がほとんど。僕は、ちょっと鉄ちゃんの気があるので、せっかくだから鉄道を利用してみました。鉄道は乗客用の貨物置き場もあるし、食堂もあるという、欧米式。
もちろん、椅子もしっかりしてます。
で、2時間ほど乗って、オークランドから、中部の町ハミルトンへ。
行く途中の景色は、延々と牧草地が続く。「200年前は、全部ネイティブブッシュだった」という説明があったが、よくも、ここまで牧草地にしたものだとあきれる。日本って、自然と原生や野生の言葉の違いってあまり無いような気がしますが、欧米人の感覚って、ネイチャアとネイティブはかなり意味が違いますよね。日本だと、山をそのまま(もちろん手入れはするし、林業もやっていますが)にするけど、こっちは山を崩して牧草地にしてしまう。自然は多いと思うが、決して野生は多くないというのがニュージー全体の感想。
さて、ハミルトン駅につくと、周りになんもない。
こっちは駅を中心に街を作っているわけだはないので、駅から市街地まで歩きます。20分ほどかかって、市街地へ。
ここから、長距離バスに2時間ほど乗って、温泉とマウイの街ロトルアへ向かう。
注:オークランドからロトルアへの長距離バスはあります。鉄道を使いたかったので、面倒なルートを使っています。
ロトルアは、観光地として有名で、印象としては軽井沢みたいな感じ。もちろん、建物とかは全然違いますがね。温泉の街だけあって、街についた瞬間に硫黄の匂いがします。また、お金のエクスチェンジショップが多いのも特徴的。ニュージー内だけではなく、オーストラリアや海外からも多くの人が訪れるからで、日本人のツアーバスも良く見ます。
待ち合わせやなんだで、2日目は移動だけで終了。