特別委員会不開催決定に対し、日本プロフェッショナル野球組織へ回答書を提出しました

アレコレやってましたが、選手会と球団側の駆け引きも一つに決まった感じがします。ズバリ、特別委員会を行わせるかどうか?
球界再編問題 ついに法廷闘争へ

特別委員会を開催した場合、議案の可決には出席者の4分の3以上の賛成を必要とするため、選手会から4人の出席者がいる限りオリックス近鉄の合併の承認は得られなくなる。12球団代表者の1人は「特別委員会で否決されたものを実行委員会で可決できない。ただ裁判ざたになった時に備え労働交渉をやったという手続きを踏んでおいた方がいい」と発言。30日の実行委員会で両球団合併を承認する方向性に変わりはない。

あくまで協約上ですが(協約を平気で破りそうなので、こういう書き方。実際、特別委員会を開催しない時点で協約を破っている感がありますが)、特別委員会で否決されれば、合併は認められないわけです。
特別委員会は、両連盟会長、球団代表および選手会から各4人からなり、選手会4名が否にまわれば、4分の3以上の賛成に達せず、合併は認めらないことになるわけです。
だから、当然負け試合が見えているので、球団側は特別委員会の召集を否定し、逆に選手会は特別委員会さえ開かさせれば勝ちが見えているので、それを狙う。結果、その特別委員会召集を認めさせる手段は、話し合いなり、法廷闘争なり、ストでということになる。
選手会の意見、要望書を見ると、コミッショナーへ特別委員会の開催を召集しており、またコミッショナーの権限を認めた野球協約9条を元に特別委員会の召集を求めている。もちろん例によって、コミッショナーは何もしないわけですがね。コミッショナーからすれば、召集すれば球団側が負けるのは見えており、どちらかの肩を持つのは勘弁ってことでしょうが・・・
特別委員会=話の場ではなく決定の場というのが、まず間違いな感じがしますし、合併反対は僕も選手会と同じですが、特別委員会の後に、しっかりした話し合いを球団と選手会に行って頂きたいと思います。
話し合い→決定が理想ですが、まずは球団合併をとめる→話し合いという、いびつな形も仕方ないかもしれません。だが、俗に言う「敵の敵は味方」は、僕にとって選手会なんですよね。メジャーのように世界最強の労働組合になられても困るし、球界改革には、選手達が血を流すことも必要なので、球団合併を否定しておいて、自ら唱えていた年俸削減案には知らんぷりじゃ困るんですよ。特別委員会の招集は、協約上当然のことなので、今回のことは選手会に理も正義もあると思います。だが、選手会=正義、球団=悪だけで見てはいかんなと思います。
しかし、なによりも、26日という公式戦を行っている日に、「オリックス近鉄統合委員会」を開くから、選手会諸君も来てもいいよって態度には、正直、頭が痛くなる。野球の試合なんて、彼らにはどうでもいいんですかね。