秩父セメント公開

幻のまま封印かと危惧されていた田上明の新必殺技が17日、秘密のベールを脱いだ。マット界の話題を独占していた田上の新技。名前だけが先走りしていた秩父セメントの正体が、ついに確認された。
リング上には分厚いマットが敷かれていた。「何が幻だ、バーロー」とはき捨てた田上は、杉浦を
垂直落下式ブレーンバスターで抱えあげて、急降下。その時、黄金の右腕がサッと動き、のど輪で杉浦を豪快にたたき付けた。杉浦は防護用のマットで守られていたが、それでも頭を抱えて、しばらく動けなかった。
秩父セメントの威力は十分にアピールされたが、田上は「完全に直角に叩き落とすのは気が引けた」と手加減したことを強調。さらに同じ技を3回繰り返し、秩父セメントが偶然完成したものではないことを立証。
田上は「ずっと前からあったんだよ。でも、オレは受け身がとれない技は好きじゃない」と3年前から考案していたと告白。「首が折れるかもしれない。(やれば)格闘技じゃなく、殺し合いになっちゃう」とあえて、封印していたという。しかし、小橋とのバトル限定で解禁を決めた。
「断崖ノド輪よりも破壊力がある。きわめて使いたくない。でもなぜ使うかって。そこまでして勝ちたいんだ」と田上は珍しく真剣なまなざし。さらにパート2もあるという。
小橋は、王座喪失どころか、選手生命の危機に直面することになった。(東スポ

たまらねえよ、田上(夢は 居酒屋ダイナミックキッチンたま の経営)