と、いうわけで、合併反対の声をあげています。何度も言うが、改革は大賛成だが、縮小は大反対だ。
ナンバーで石田雄太が、今回のことに書いていますが、「放送権一括制度は絵空事」って言葉が気になった。そりゃあ、今の時点では、絵空事で、現実的ではないのは確かだと思う。でもね、将来的には、その方向に持っていくべきだと思う。今のうちから大きな声をあげておいて損はないんですよ。理想の無い革命はただの騒乱だし、現実を直視しない革命はテロでしかない。何十年後になるかわからんけどね。
それに、まずはネット配信権利の一括化とか、まずは読売にあまり損をさせないところから攻めていくのもありだし。贅沢税の導入など、代案を求めることもできる。
今年が、野球界騒乱の第一歩であり、ナベツネさんは、これで安泰だと思っているかもしれませんが、20年くらいの間に、もっともっといろいろなことがでてくると思う。そんな激動の時代に生きれて喜んでいる自分がいます。今、野球ファンを辞めるのはもったいないって、マジでマジで。

今回のことで、やっぱり思ったのは、選手会もアレだなあってこと。今回のことは、労使交渉の面を多分に含んでおり、会社が赤字でリストラされそうになったから戦うというのは正しいが、では、なぜ、本当に会社が赤字か確かめないの?本当に、会社が言うとおり、40億円の赤字なのか、調べたの?
会社は経営帳簿を労働者側に見せていないんだから、普通の労使交渉なら、経営状況の開示を要求しますよ。会社がアレだから、年棒交渉もアアしようとなる。それをしないあたりが、選手会も弱みがあるんだなと思う。具体的に言ってしまえば、逆指名のアレとかね。
そういう弱みを会社に握られている選手も多いから、結局ストライキなんてできるわけはないって会社から見下されている。
だからこそ、やれよ!

この、経営の透明化ってのは、本当に改革するなら絶対やっていかなくてはいけない面だと思う。
どの球団がどれくらい儲かっていて、または赤字なのか、それがわからないと、救いようがない。
放映権一括化は現状では絵空事でも、経営状態の開示を求めるのは現実的な一歩だと思う。まあ、読売は嫌がるでしょうがね。裏金といい、利益の行き先とか公にでてしまうわけだから。
コミッショナーでも選手会でも、各球団の経営の情報開示を求めないんだよな、これほど赤字赤字って言われてるのに。
問題は、今のコミッショナーが、オーナー会議で決めたことの承認はできても(本当に昔の天皇みたいだ。オーナー会議に逆らった過去の天皇島流しにあってるし)、自分で将来の球界のプランを考えていないという、非常に悲しい現実なんだよね。