日本という田舎チームで成り上がれ

チャンピオンズリーグですが、今、日本代表監督は誰がいい?って言われたら、断然モウリーニョですね。アウェイで負けのリスクを背負ってもいいからアウェイゴールを狙う戦略、決勝でオフサイドトラップ(消えた作戦と言われてますががそれを使いこなすあたりといい)でモリエンテスを潰す戦術の正しさ。
そして、なにより良いのが、野心家であること。
オシムが日本代表監督として候補にあがっていますが、もちろん腕は認めていますが、一つだけ心配なのが、協会と妥協しないかということ。
よく、協会が監督選考の基準で「日本人を理解していること」ということをあげます。これは、正しいようですが、実際の選考結果を見ると、「日本協会をしていること」のような気がします。少なくとも、加茂とジーコはこの口だし、ネルシーニョ騒動はこのためにおこったと思っています。
ジーコの監督振りを見ていると、とても日本人を理解しているとは…(略します。ただ、イングランド戦やインド戦の結果がどうであれ、ボクはジーコ解任は唱えます)
協会を理解しているってのは、つまり、テレビとスポンサーのためにせっかくのアウェイのチャンスを、日本のゴールデンタイムにあわせて、観客が少ない中でやったり、ユーロ前の怪我をしたくないイングランド相手にやってイングランドみたいな有名なチームだったら視聴率もとれんだろ、と、本当の意味での強化を考えた試合を組まなかったり、スターシステムを発動したり、まあ、いろいろありますが、その辺の文句を言っていたのは、トルシェなわけで、サポーターの支持率が高いほうだったのも、そういうところがあるからでしょう。
逆に、僕がもつジーコに関しての不満の一つに、そういう協会の非常識に従順な部分があります。これは、多くの神否定もそうなのではと思う。
テレビでしか見ていないのでアレですが、少なくとも世界のサッカーを知れば知るほど日本のサッカー、そして協会の非常識がわかってきました。
オシムに対する懸念というのは、仕事人だからこそ、与えられた状況でなんとかしてしまいそうなところです。
むしろ、ACLの敗戦に対して選手枠の問題など意義を唱えた岡ちゃんの方が、協会と喧嘩してくれそう。
モウリーニョとか、ああいう野心家は、日本という三流国で名前をあげてやろうという気持ちで、そういうタイプなら協会の非常識に異を唱えるのは間違いない。
オシムも良いけど、若き野心家こそ、今の日本に必要だなと思うのはそういうことです。モウリーニョは、もう日本という踏み台は必要ないけど、実力もそして野心も持った監督がまだたくさんいる。日本とういう田舎チームで名をあげたい人が、やって欲しいと思うし、その監督に少しでも多くの時間を与えられることを願います。