渕、作家デビュー 

 全日本プロレス渕正信(50:独身)が小説家デビューする。
 デビュー作は「Lonely One」。完全書下ろしのフィクションで、毎シリーズ、パンフレットに掲載される。「フィクションではあるけど、実在する人物、団体をモチーフにしている。その辺を念頭に入れて読んでもらえれば面白いかもね」と渕は解説。
 主人公は20歳の大学二年生。父はなぜか独身の48歳で職業はプロレスラー。明らかに渕本人をダブらせる設定だ。
 物語は主人公の視線から見る父を見る形で進行し、そのスケベぶりが赤裸々に描かれるなど、読み応え十分。今後は、全日プロを襲ったさまざまな事件を連想させる出来事についても書くという。
 「今回はパンフレット限定なんであえたプロレスファンを意識した内容にしたが、いずれ書店に並べる本も出したいね。あくまでオレは『タイツごとピアス』の生涯現役だが、狙うは打倒・綿矢りさだよ。ハハハッ」と、金原ひとみの「蛇にピアス」を引き合いにだし、綿矢をライバルに挙げた。

いいぞ、渕君。なんとな〜く、独身の理由がわかるような気もする。