横河武蔵野FCvs佐川東京

天皇杯東京予選決勝を観に、西が丘に行ってきました。3年連続、東京都予選の決勝は、このカードであり、そして2年連続、横河武蔵野が負け続けている。それだけに、今年こそはとかけるものがビンビンに伝わってきた。
しかし、試合は佐川東京の先制ではじまる。188cmと、JFL屈指の長身、大久保をターゲットに使い、放り込みを行う、佐川。大久保の見事なポストプレイから佐川が先制。だが、横河の動きもいい。
得意の繋ぐサッカーに、池上がキレのいいドリブルで攻める。そして、田辺のフリーキックから、熊谷のヘディングが決まり同点弾ゲット。この後は、一進一退の攻防が続く。
前半は、佐川・大久保が動きすぎてしまいターゲットにならないためか、横河武蔵野のペース。後半は、佐川が大久保のポストプレイを意識するようになり、佐川のペースであったが、横河武蔵野キーパー・大石のファインセーブが続き、ついに延長へ。
大石は、普段は第二キーパー。判断の悪さと、フィードが下手だなというのが印象だったが、今日の大石は完璧。キレまくるキーパーが出す一種のオーラ(サッカーよく見る人ならわかってくれるんじゃないかな)を今日はまとっていましたよそして、驚いたのが、池上の切れっぷり。日本の悪いトップ下のイメージといえばいいか、軽いプレイが多い選手だったが、今日はボールを取られれば必死になって追っかけるし、フリーランニングも積極的にしかける。いい意味で、王様。
延長前半早々、横河武蔵野がゴール近くでフリーキックをえる。しかし、シュートはポストに当たり、決めきることができない。延長後半、横河武蔵野の不用意なバックパスを奪った佐川がカウンター、大久保が落としたボールを蹴りこみ、決勝弾。大石が、かすっていただけに(決してミスではなく、むしろよく手が届いたなという感じ)残念。
1-2。
3年連続、横河武蔵野は決勝で涙を飲むことになった。泣きじゃくる、ファン、関係者、そして選手達。
特に、今日一番の奮闘を見せた大石の涙には、涙腺を刺激されました。
 
まだ、自分の心には、喪失感みたいなもので一杯です。正直言って、明日、会社に行きたくないくらいだ(ただのサボリモード)。だけど、横河武蔵野の選手達は、今日の激戦で心も体も疲労したまま、明日も普段どおりに会社に出勤して、普段どおりに仕事をするのだろう。
本当に、頭が下がる。
今日の試合は、本当に残念だけど、横河武蔵野に出会えて、そしてファンで良かったと、心から思う一戦でした。本当に、選手の皆様、関係者の皆様、お疲れ様でした。来年、また、4度目の闘いに一緒に挑戦できることを楽しみにしています。