横河武蔵野FCvsFCホリコシ

アマラオ率いる(本当は全然率いていないが一般的イメージとして)ホリコシ相手ということもあり、
今日は1200人と大入りの武蔵野陸上。しかし、アマラオはなぜかベンチ入りもなし。カードの累積というわけではなく、故障という話も聞かないので、ちょっと謎。アラマオ目的で来たと思われる、FC東京サポはお疲れ様でした。
FCホリコシの選手は、全員、日に焼けて黒いのにカルチャーショックを覚える。JFLは、基本的にデーゲーム。だが、横河武蔵野の選手(JFLのチームのほとんどの選手)は日にあまり焼けていない。なぜか?単に、昼間に練習ができないからです。仕事をして、夜7時から練習開始。対して、FCホリコシの選手は、昼も練習をしているということ。そして、そういう環境であるということ。実際、公式HPで練習予定を確認したら、昼間に練習をしていた。
はっきり言って、うらやましい。
FCホリコシというと、JFL屈指のテクニシャン、奈良のイメージが強い。そして、点取り屋の森。
アマラオばかり目立つが、決してアマラオのチームではない。そして、監督は小見幸隆。ヨミウリ魂の人だ。そのために、速攻の際はともかく、遅攻に入ると途端にヴェルディらしくなるというか、まんまヴェルディ。実際、そういうサッカーをできるテクニックを持った選手を鍛えたという感じ。しかし、横河武蔵野も、細かいパスワーク、局地戦ではJFLでも上位。なんせ、狭いグラウンドでしか、練習をしていないからな。
試合は、池上という横河一のテクニシャンが怪我から戻った横河のペースで進む。開始早々、先制。そして、後半もコーナーキックから、そして池上の美しいシュートで、3-0と圧倒。なんつうか、FCホリコシの失点の仕方もヴェルディぽい。特にコーナーキックでの、マークの受け渡しの下手さとかは、思わず苦笑してしまった。このまま、3点差で終わるかなと思ったら、なぜか審判が横河に厳しい笛をふきまくり、カードも乱発もしまくりで、後半終了間際に、FCホリコシがなんとか1点を返し、3-1。試合は面白かったが、審判にはストレスがたまった。
とはいえ、JFL後期開幕戦を圧勝で終えたのは、横河武蔵野にとっては大きいし、頼もしい。エース村山、そして大多和が戻ってくれば、十分、天皇杯出場も狙えると思う。
追記:
後期開幕戦と書きましたが、JFLは、前期後期の2シーズン制となっています。しかし、順位等は前期後期なく、全体の結果でつけます。では、なぜ、前期後期があるかと言うと、前期で2位までに入ったチームには、天皇杯優先出場というボーナスがあるからです。
横河武蔵野は前期8位でしたが、そのために、8月の熱い最中、天皇杯東京代表の座を勝ち取るために、3試合戦って全勝しないといけません。特に、東京には佐川東京という同じJFLのチームがあるので、厳しい組み合わせとなっています。去年は、天皇杯予選決勝で、佐川東京に大敗を喫してしまいました。天皇杯は、JFLのチームにとって最大の見せ場なので、出場したいというモチベーションはかなりのものがあります。天皇杯のためとはいえ、前期後期に分ける理由が、JFLにはあるのです。