名古屋サポーター逮捕も(東スポ)

 サッカーのJ1・名古屋のサポーターが逮捕される可能性が出てきた。
柏対名古屋戦(23日)の試台後に起こった乱闘事件で、27日新たな情報が浮上した。捜査の手は柏側だけではなく名古屋にも及ぶというのだ。すでに、柏側は乱闘を起こしたサポーター11人を無期限観戦禁止処分にした。事件は収束に向かいつつあるが、捜査を行っている柏署関係者は「立件を目指して捜査を続けていく」と断言。驚いたことに柏側だけではなく、名古屋サポーターの逮捕も視野に入れているという。柏署の捜査関係者は、暴動に参加したサポーターのうち17人の身元を割り出したという。しかも
これは柏サポーターだけではなく、「(17人中)12人は名古屋サポーター」という驚くべき情報も飛び出した。現在は柏サポーターの悪質さばかりが取り上げられているが柏署の捜査関係者はこれを否定する。「こういう場合、どちらかが一方的に悪いということは少ない。名古屋側も一方的に殴られていたわけではないでしょ?暴力を振るった者はいると思う。」
 確かに柏、小野寺社長も「ウチにも殴られた者はいる」と話していたが、捜査関係者の発言はこれを完全に裏付けたことになった。今のところ事件の原因もどちらにあったのか分かっていない。「先に手を出したのは名古屋側」という説もあり、ハッキリしたことは捜査の進展を待たないと分からない。
しかし立件するにはかなり時間がかかるという。「一口に暴動に参加したといっても暴力を振るった者、止めに入った者、あおっていた者などいろいろいる。それを今後ビデオを分析したうえで加害者、被害者、みんなから事情を聴かなくてはならない。時間がかかるのは確かでしょう。でもこれだけ世間を騒がせた事件、われわれは犯人逮捕を目指して捜査を続ける」と柏署捜査関係者は断言した。
 サポーター乱闘事件は新展開を迎えるかもしれない。