カズ@東スポ

サッカー界のキングことカズ・三浦知良を某所で取材中のことだった。周囲から小林旭の「昔の名前で出ています」が流れてきた。カズは「これってオレの歌でもあるんだよな」笑いながら歌いだした。1975年に発売されたこの曲は京都、神戸、など酒場を渡り歩いた女性をテーマにしている。カズも日本ではV川崎を振り出しに京都、神戸とチームを変えてきた。
カズは練習後の風呂上りに、田原俊彦の歌などをよく歌う。だが「トシちゃんの歌とか、みんな知らないんだよ。オレって古いのか?」そう言うカズは、若手選手に対して別のギャップも感じている。
「何で一生懸命やらないのか?全部とは言わないけど、若い選手に多いんだよね」カズは誰よりも練習し、体のケアにも気を使う。だが、チームには、練習や体の手入れに熱心でもない選手もいる。それを、同じプロ選手として不満に思う。
今でも「日本代表はあきらめない。自分の実力で入るよ」と言うカズ。音楽では世代ギャップを感じつつも、サッカーには誰よりも若々しく情熱を燃やしている。

あんた、本当にカッコいいよ。