目標の違い

これ、昨日アップしようと思って、寝落ちしてしまったものです。
　
最終予選がはじまったってことで、ジーコの過去の会見を見かける機会が増えた。いまさら気がついたが、ジーコは就任時に「最大の目標はＷ杯出場」と語っていたのだ。
僕がジーコじゃ物足りない理由が改めてわかった。僕が、日本代表に求める目標は、ドイツＷ杯ベスト８。もちろん、その目標のために、最終予選の突破が必要だけど、最大の目標はＷ杯出場ではなく、それは目標（ベスト8）を達成するための短期目標。社長になりたいと思って仕事をしているのと、課長になりたいと思って仕事をしているものの差と言うべきか。社長になるためには、課長にならなくちゃいけないけど、その役職で満足する人と、満足できない人の、意識の差は明らかだと思う。
思えば、トルシエの時の最大の目標はベスト１６進出であり、残念ながらそれで満足してしまったし、また、結果としてそれで終わってしまった。
ブラジルは、大きな目標は、Ｗ杯優勝だろう。日本は、まだ、そこまでの意識の高さを持つことはできない。だが、日本がベスト８を大きな目標にすることは、決しておかしくないと思う。協会も、ジーコを迎えたときは、目標はベスト８と言っていた。ファンも、そうだったんじゃないかな。
それが、いつのまにか、Ｗ杯出場が”最大の目標”になってしまったような気がする。ジーコの監督としての腕は、去年より明らかに上がったのは確かだと思う。Ｗ杯出場が最大の目標なら、なんとかなるレベルだろう。だが、Ｗ杯ベスト８が最大の目標なら、ジーコじゃ無理ではないだろうか。監督としての能力以上に、ベスト８への意識がジーコにはない。
だから、北朝鮮戦の結果がどうあれ、ジーコを替えてくれ！と、僕は唱えておきます。