ローマ人の物語 ⅩⅢ 最後の努力

読んでいて辛いです。作者の筆がのっている文章は読んでいて楽しいのですが、これは義務というか仕方なく書いている感じで読みづらい。また、内容も、中世の扉を開いた皇帝、ディオクレティヌスとコンスタンティヌスだから面白みがない。
ローマ帝国コンスタンティヌスで終わったという研究家もいる」
「この本は、”ローマの物語”ではなく、”ローマ人の物語”だから、ローマ人の特質をもったローマ人がいるから続ける」
と、書く理由を塩野七海が自分で探しているんだものな。
だが、これからが逆に面白いかもと思った。中世という暗黒時代を舞台にした、ローマ人の特質を持ったローマ人の物語は面白いと思う。江戸時代という日本の中世を舞台に”風雲児”を描いた”風雲児たち”が面白いのだから。