藤波、ロスで缶詰特訓

新日プロ・藤波副会長が異例の「ホテル缶詰特訓」を敢行。2年ぶりの復帰へ一気にテンションを上げた。米ロサンゼルスから14日、帰国した藤波副会長はフロリダで、カール・ゴッチと13年ぶりに再会した成果を強調。「気持ちが吹っ切れた」と笑みを浮かべた。ゴッチとの会談後、ロスに移動した藤波副会長は、さっそく高ぶる気持ちを練習にぶつけた。藤波副会長が泊まったホテルは、ハリウッド・アスレチック・クラブ。会員制のトレーニングジムを完備しており、藤波副会長は、3日3晩、ホテルから出ずに練習に明け暮れた。
12日に行なわれた「TOUKON7」も欠席した。西村、竹村、そしてブラッド・レイガンスらとの会談もすべてホテル内でこなした。まるで、新弟子に戻ったかのように、練習の虫と化した藤波は、同ホテルのロゴが入ったキャップとジャンパーを着込んで、復帰への思いを激白。「ゴッチさんとの話の中で、新たな技のヒントは転がっていた。来年は、藤波辰巳のことだけを考えて動いていく」と1レスラーに専念する考えを表明した。
その第一弾は、無我興行となる1.29札幌大会が有力。すでに、同大会をプロデュースする西村が、飛龍復活のオファーを出している。藤波は「会場に行くけど、まずは西村の無我を見てから」とGOサインは出さなかったが、当日まで1ヶ月以上もあり、準備期間は十分。
1月にゴッチのもとへ、再渡米する計画も明かし、藤波は万全の態勢でリングに向かう構えだ。

問題は、副会長としての仕事が全然なかったり、副会長が海外興行についていっても試合すら見ないことだったり、ゴッチに会って感化され練習を始める50歳が副会長なことだ。