シメオネ:「俺のハートがアルゼンチンに戻れと言った」

アトレティコ・マドリッドのMFシメオネが、プロ選手としてのキャリアをアルゼンチンで終えることを決心した。彼はなかなか出番のないA・マドリッドを退団することとなり、故郷の愛するクラブ、ラシンに戻ることとなる。「34歳という年齢では、残された時間は少ない。俺はまだプレーしたいんだ」。以前からラシンのオファーを受けていたというシメオネ。今季はサラゴサ戦以降、出番を失っていることもあり、ついに決心を固めたという。「ラシンの会長はだいぶ前から俺を誘ってくれていた。マドリッドでやり残したことはあるけど、このチャンスは逃せないと思った」と心境を語る。
そしてクラブを去る今、シメオネは「ヨーロッパでプレーするっていうのは、フットボール選手として大きな飛躍になった。A・マドリッドで活躍できたおかげで、イタリアでプレーするチャンスをもう一度得ることが出来たしね」とヨーロッパでのキャリアを振り返る。そして、1年の契約延長を持ちかけたA・マドリッドのミゲル・アンヘルヒルGMにも感謝の気持ちを述べた。
一方、クラブのセレソ会長は、これまでクラブに大きく貢献してくれたシメオネにはなむけの言葉を贈っている。「クラブのために全力を尽くす、シンボル的存在だった」とセレソ会長。19日のデポルティーボ戦の試合前に、シメオネに金の勲章を授与することを明かした。シメオネは96年にチームが2冠を達成したときの立役者の一人。セレソ会長は「いつでもクラブに戻ってこられる」とシメオネにメッセージを送っている。WOWOWより

いろいろな意味で96年のシメオネってのは、忘れられない。これが、南米のマレーシアってやつかと、教えてくれた人です。