植草先生車内センズリ

年末になっても解決に向かうどころか泥沼化の様相を呈してきた。あくまで無罪を訴える被告側と検察側の主張は、相変わらず平行線をたどっている。
この日の判決では、4/8に現行犯逮捕された直後に植草被告の取調べを担当した高輪署の2人の警察官が証人として出廷。ここで警察官の一人が「取調べで植草被告に前科について聞いた時『電車の中で自分のズボンのポケットに手をいれ陰茎をつかみ、センズリをした』と言っていた」と証言した。これは98年1月に神奈川県の迷惑防止条例で罰金刑を受けた時のこと。植草被告は”前科”として罰金刑を受けた事実は認めていたが、行為は”センズリ”ではなく”チカン”で捕まったとしていた。植草被告は8月に会見を開いた時には「電車で4人がけの席に座ってた時、右手小指先が前にいた女性のひざに触れた。でも、0.1秒もなかった。だが、警察には『自分で触ったと言わなければ、牢獄へぶちこむぞ』と言われ、認めてしまった」と話していた。
被告側は取調べでの警察官の態度を非難。「『プライベートでセックスしろ』、『フーゾクで遊べ』などと約1時間半にわたって延々と繰り返し言われた」(植草被告)。
両者の言い分は食い違うだけでなく、前述したように”センズリ””セックス””フーゾク”などと普段の法廷では使われないような言葉が飛び交う前代未聞の公判となった。
また、”不当逮捕”を主張とする植草被告は「抗議のために死ぬことも考えた」とも。逮捕4日後の4月12日には”遺書”をしたためたとも明かした。「妻に『真実はこうだ』という手紙を書いた。それは『もし自分が命を失うことがあれば、抗議の死だ』という証拠を残すための文章だった」と激白。その後「真実を述べ」命を賭けて戦い抜く」と決意し、自殺を思いとどまったという。(東スポより)