選手会からのメッセージ

選手会、よくやった!とは言いません。だが、

今回の妥結は、あくまでスタート地点に過ぎません。

この一言で、救われた気がしました。

選手会のこれまでの戦略について思うこと。
1.スト
はっきり言いまして、ストはやらないと思っていました。積立金もないから、無理だろうと。結果は、土日だけのストという中途半端な形になってしまった。今後は積立金制度など、普通の労働組合でもしていることを、まずはやっていかないとね。
2.情報開示
選手会への一番の不満は、オリックス近鉄経理公開を求めなかったこと。何度も書いてますが、赤字かどうかすらちゃんと確かめていないわけで、経理公開を求められない”何か”が、あると思われても仕方ないかなと思う。
3.仮処分申請
実は、これが今までの戦い方で一番の失敗だと思う。東京高裁によって、合併に関しては経営権の問題で協約に基づいて話し合えという裁定を受けてしまった。
悔しいが、根来コミッショナーの言うとおり、”合併問題に関して”ストをすることは、違法ストだという裁定をうけたのと同じこと。
ストを行なったときの理由が、”合併問題”ではなく、”新規参入問題”ということになったのは、結局、それしかストを正当に行なう理由がなかったことといえます。
新規参入問題に対してストをしたことでも、違法ストの可能性はあります。
だが、協約ではライブドアとかの申請は全然間に合う期間なのに、その協約を無視しようとした球団側の態度も非難されるのは間違いなく(もちろん協約の不備も問題です。だが、その協約の不備を見逃してきたという部分も含め)、”協約にそって”という高裁の裁定を見れば、球団側の全面勝訴(選手会から損害賠償を全額うけとる)は、無いと思う。