大阪、神戸へ

行ってきました、神戸と大阪。
僕の友人で、8月だけで、愛知→名古屋→東京→浜名湖→仙台→東京→大阪と、愛するモノのために遠征に行っている人がいるんで、少しでもその漢に近づきたいと思い行ってきました。
基本的に、千葉県生まれ秋葉原育ち駄目そうなやつはだいたい友達駄目そうなうやつはだいたい同じ。
と、関東から離れたことがない、おのぼりさんの感想です。

1日目
9:00に東京を新幹線で発つ。気楽な男4人(id:slipshod_jobさん、GM悪さん、シャギアさん、牛太郎)の旅。
id:slipshod_jobと、ウイイレ話や、広島の投手陣の駄目さや、ジュードーについて話す。
12:00に、大阪到着。梅田の街をブラブラと歩くが、はっきり言って、土地勘ないんでわかんないんですよ。小学校のすぐ近くが、パチンコ屋だったり、大人のおもちゃ屋があったりするところにニンマリ。東京だと、条例がうるさいので、学校から半径200m(だったかな)は、パチンコ店や風俗店は駄目なんです。
適当に、お好み焼きを食べる。客が焼くためか、気が短いのか、縦に薄いお好み焼きが東京風で、大阪風は頭じゃわかっちゃいるが、違和感があったが、普通に旨い。
で、うめだ花月を観にいく。
ルミネ吉本と違い、子供が多い。
10$とか、ビッキーズとか、海原やすよ ともこなど、東京もんでも知っている芸人はさすがに面白い。ケンドーコバヤシは、東京もんでも知っていますが、ネタが、土曜の昼にやるネタではなかったので、ウケはいまいち。僕ら的には、OKでしたが。
これで、2,500円なら安いね。
阪急電車で、三宮へ。鉄ちゃんのGM悪に、あれこれ説明をうける。素直に、阪急梅田駅の凄さに感動しました。東京じゃ、こんなのないから。
三宮のブルウェーブオフィシャルショップに行く。
選手カードを買ったら、川口が入っておりへこむ。福良は当たりなんだが。
そこで、ブルーウェーブの情報誌(無料)を貰う。前からある程度は知っていたが、改めて、ブルーウェーブがアレコレとファンを獲得するためにやっていることを知る。はっきり言って、関東のチームで、ここまでファンサービスをやっている球団はありません。ゲームなら、いろいろなファンサービスを行っているブルーウェーブが一番人気があるのになあ・・・と、話す。
よく経営努力が足りないという言葉がでるけど、どこもしているんだよね。特に、ブルーウェーブに関しては、よくやっていると思う。でもね、どの会社も経営努力はしているが、それでもつぶれるところは出てくるように、ゲームのようにはいかないのが現実なんだよな。
ヤフーBBスタジアムに到着。
球場のすぐ近くに住んでいる知り合いと合流。
イチローいる時は、よく来たんですけどねぇ・・・」
イチローいた時は、すごい満員でしたよ・・・」
「今の選手、誰もわからん」
これが、現実か。
イチローは存在が大きかったからこそ、抜けた時が大きかった。ブルーウェーブファンを育てる前に、イチローファンで観客が増え、そのためにイチロー消えたらイチローファンも消えてしまい、ブルーウェーブファンは結局育たないままだったと、僕は思っている。
ヤフーBBスタジアムに入ると、芝の匂いがした。そして、目の前に広がる綺麗な天然芝。ここ、いいよ。本当に。10球場(福岡ドーム広島市民はは行ったことが無い)の中で一番いい。
村松の気持ちがわかった」byGM悪
僕もわかった。
ホーム側の外野席にすわると、ビジター側外野席以外は、ほぼ満員状態だった。なにがあったかわかりませんが、オリンピック期間に6位のチームを見に来る人がこんなにいるんだよね。
9位と10位の試合を観にいきますか?とか言っている人に言いたいよ、それでも見るから野球ファンなんだ!と。本当、順位にも関係なく、オリンピックも関係なく、観るから、ファンなんだよね。そして、そういう野球ファンを増やしていくことが、野球界の最大の課題だと思う。
ブルーウェーブの応援は、ちょいおとなしめだったが、おかげでのんびりと観戦。
試合は、7回まで投手戦。ブルーウェーブの川越、ライオンズの帆足(西口だったが、故障で急遽降板)が投げ合う。
が・・・8回に川越崩れる。ブルーウェーブにセットアッパーがいたら、いいタイミングで出して火消しをできたのだろうが、いないために、しょうがなく徳元をだして、その徳元が打たれる。ベンちゃんがいないけど、カブレラ&フェルナンデス砲は強烈。特に、フェルナンデスは勝ち越しタイムリー。マリーンズでは、帳尻あわせ。でも、ライオンズでは、優勝争いの時期に強い!に、なるんだろうね。
優勝争いのチームと、ダントツ6位のチームのモチベーションがよくわかる。結果は、いつのまにかブルーウェーブの惨敗。ここ最近のブルーウェーブの結果見てると、いつも終盤に崩れてるのな。この辺が、負け癖だと思う。7回まではいい試合だったのに・・・
正直、ヤフーBBスタジアムは最高だが、チームはちょっと・・・
招待券貰ってこの試合に来た一般層が、また来るかどうか微妙なところだろう。
さすが、「パリーグで唯一、優勝争いに加わっていないチーム」(byGM悪)
試合終了後、最後の方まで残っていたが、ブルーウェーブ応援団はそのまま撤収。対して、「白いボールのファンタジー」を歌うために残るライオンズ応援団。
球団合併反対の署名活動もなかったし、結局は合併する側なんですかね。
  
その後、三宮で飲む。店の人が標準語を使っているのが印象的だった。
 
2日目
阪神電車で三宮から梅田へ。駅ごとのキオスクに阪神グッズが置いてあるし、競艇場が路線内に3つあるためか、いい顔のオヤジ達が多いし、いい感じだった。GM悪さんから、阪急=東急、京浜=阪神 説を聞く。
梅田から難波へ。
南海球場跡へ・・・って、なんですか、このモダンな建物は。あまりの変わりように、ビビりましたよ。マウンド跡地と、ホームベース跡地に、それぞれついて、ちょいとした野球ゴッコ。歴史の重みを感じる。そして、南海ミュージアムを観覧。兵どもが夢の跡。
おのぼりさんらしく、道頓堀方面へ。道行く人が普通にたこ焼きを食べてるのが、なんとも。
 
大阪ドーム前につくと、「球団合併反対の署名をお願いします」の大きな声が。バファローズファンと、ブルーウェーブファンの違いを、いきなり知らされる。ドーム前の店でモノを買うと、「おおきに」と言われ、ちょいニッコリ。球場の人も大阪弁だし、店で方言を使わない神戸との地域差を感じる。
前田日明は、大正地区出身なんだよな」の、id:slipshod_jobの一言どおり、ドームのすぐ側にタンクとかあって、カオスぶりに笑えました。
球場に入ると、荷物チェックなし。僕がテロリストだったらどうする気だったんだろう。
ヤフーBBスタジアムでは、ペットボトルは移し変えなんだけど、ここも、一応、そういう紙コップは置いてあるけど、誰も使わない。目の前に、いいちこのペットボトルを持ち歩いているアンちゃんがいて、どうでもいいことに気がつきました。球場内では、合併反対の横断幕がたくさん張ってあったけど、他の球場と違って、チャックが厳しくないのもあるんだろうね。
 
大阪ドームは、10球場(先ほどと同じ)の中で、一番最悪だった。なぜかと言うと、外野からだと、外野手が見えない。ホーム側外野2階(5階)に座ったのですが、ライトの選手が全然見えない。
「おのれ、磯部が負傷でグランドで離れているときにスペースを狙いやがって」
「ああ、磯部がでてきた。すごいぞ、磯部」
「あれ、また磯部がグランドから消えた」
って、そんな感じ。とにかく外野が見えない。
野球をライブで見る最大の楽しみは、僕は三塁打をめぐる攻防だと思ってます。その楽しみがないんですよ、この球場は。フェンス際にボールがいくと、まるっきり見えなくなるから。はっきり言って、大阪ドームが赤字で、当然。だって、こんなの野球場じゃないもん。グランドが見えないんだから。一応、確認のために、外野の1階(3階)に降りたが、そこでも外野のフェンス際は見えないし、場所によっては、スコアボードが見えない。この野球場とは言えない多目的会場を設計したやつは、野球を知らない、または野球を目的にしたわけじゃないんだろうね。ヤフーBBスタジアムを観た後だったので、特に落ち込む。
 
客入りは、半分ほど。外野席は、どちらも満員だが、内野に入っていない。でも、甲子園の決勝もあるのに、ちゃんとそれなりの客は入っているし、何よりもファンが、ホームもアウェイも熱い。
大阪ドームには、ヤフーBBには少ししかいなかった熱いファンが多い。これは、大阪南部と神戸という地域差もあるかも。特に、相手チームが投手交代を行う際の「はよやれ!」コールは、好きだな。
試合は、ファイターズが序盤にいきなり6点のリードを奪う。対して、バファローズはファイターズ先発入来を崩せそうで崩せない。6回終わった時点で、2-6。バファローズの負けだろうと思っていたが、7回にバファローズ猛反撃で、6点奪取。8-6。ファイターズとしては、立石、河本で、それも納得できる状況でつぎ込んで打たれたのだから、痛いところ。6点差を負けにされた入来も右手でベンチを殴らないか心配です。
だが、試合は終わらない。
ピッチャー石毛!ピッチャーデニー
と並ぶ、相手チームの士気が抜群にあがる呪文を梨田が唱える。
ピッチャーカラスコ
浪花の破壊王、キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ
悲鳴があがるバファローズファン。盛り上がるファイターズファン。
カラスコがしっかりピンチを招いたが、ファイターズがしっかりチャンスを潰し、なんとか、8-7(1点カラスコでとられました)でバファローズ勝利。
試合後は、ブルーウェーブと違い、ファン集会。選手への応援(カラスコに応援できるのは凄い)の後、署名活動についてや、デモ行進についての説明。そして、最後に応援歌を歌って終了。
 
最近のパリーグの応援の特徴として、白いボールのファンタジーをよく使っているのですが、バファローズは、確か1回しか使わなかった。そして、試合後の集会でも、合併反対は唱えるが、1リーグ反対は唱えないし、他のファンと違い締めに白いボールのファンタジーを使わない。
これが、全てじゃないですかね。
バファローズファンにとっては、球団合併反対>1リーグ反対
そう、まずは好きな球団が生き残ることだと思う。
そして、今のバファローズファンは、どこのファンよりも熱い。球団の消滅の危機に立ち上がって、どこよりも球団合併反対の署名も集めている。どこか醒めてるブルーウェーブファンと違い、合併される側は、必死です。
横浜MファンはFを吸収しても減らないけど、横浜Fのファンが、横浜FMのファンになったわけではないしね。
 
toroneiさんからの問いには、このバファローズファンの行動が全てだと答えておきます。
バファローズファンを泣かすような、球団合併には、どうやっても反対。
1リーグ制反対だけど合併はしょうがないってファンには、僕はのれません。
自分の楽しみのために、他の誰かが泣いてもいいってのは、ただのミーイズムじゃないですか。合併反対ってのはファンが持つ純粋なエゴイズムだけど、ミーイズムには僕はのれません。
甲子園の決勝があろうが、オリンピックがあろうが、球団合併の基本合意がされようが、それでも、暑い中、合併反対の署名を訴えるファンを見ると、なんとかしたいと、純粋に同じ野球ファンとして思う。そして、そのファンは、パリーグ存続よりもなによりも、球団存続が大事なんですよ。それだけは、同じ野球ファンとして忘れたくないと思う。 
 
まあ、そんな事を話しながら、梅田に戻り、串かつを食べる。「食べている間にキャベツを挟むことで胸焼けを防ぐ」(byサンシャイン)。本当だ、キャベツを食べると胸焼けしないや、ありがとうサンシャインのおじさん。
 
水島先生や、リーグ制うんぬんについては、もう少しちゃんと書きたいんで、明日にでも。