突然、嵐のごとくナベツネ辞任
まず、気になるのが、裏金の証拠を押さえたのが、どこの週刊誌（？）かということ、新聞の記事をみると、12日の時点で裏金がばれたことが巨人側がわかっており、週刊誌でリークされる前に先手をうったという見方が当然できるが、週刊誌もお盆休みなんで、どこかわからない。
また、記事の内容も見たいんだよね。今回の発表は、あくまで読売内での、”一場に対してだけ”の内部調査の結果であり、外からの情報を知りたいし、また一場以外についての情報も出ている可能性もあると思う。
ナベツネの辞任の理由は、ヤクルト球団社長の「不買運動で苦労されていたと聞いていたが…」が、あらわしていると思う。
もし、週刊誌なりに裏金事件が載り、それでもナベツネがノウノウとオーナーの座にいたら、洒落にならないほどの読売バッシング、今以上の不買運動が起こっていた可能性はある。先に、自分から手を打っただけだろう。
巨人のオーナーはやめても、巨人の親会社である読売のオーナーであることは変わらず、また読売の株を握っている限り、子会社である巨人は好きなように操れる。むしろ、表舞台に立たない分だけ、動きやすくはなる。１リーグ反対派って、パリーグを救えとかは一部で、単にナベツネのやり方にむかつくから反対するって人も多いと思うんだよね。実際、球団合併を含む野崎案を歓迎する声が多いのは、阪神がナベツネに反旗を翻した（実際は、どうかな？と思いますが）ということにつきると思う。
僕としては、ナベツネは必要悪とういうか、いてくれた方が、球界改革（１リーグだどうだとかではなく。オーナー達の権力が強すぎる現状を変えるなど、本質的な改革）に、サイレントマジョリティーも動くだろうし、良かったなと思うのですが。
もう一つ、意地悪いことを言わせて貰えば、一場の行き先で、阪神が浮上してきたわけですが、なんだかなあと思うのは、僕だけでしょうか？お中元じゃないことを願うばかりです。
「ナベツネ（渡辺オーナー）さんが辞めるのは勝手だが、一番心配なのは、一場の選手生命が絶たれてしまうこと。（一場選手をさらし者にして公表する）巨人のやり方はひきょうだ」と批判した。
これは正論ですが、もう一つ正論を言わせてください。
では、なぜそうならないよう選手を保護しなかったのですか？
裏金は本人だけではなく、監督など野球部関係者、家族、縁者などに回っていると聞きます、明治大では、本当にそんなことはないのですか？
はっきり言って、大学の名前を守るために、一場をスケープゴートにしているという点では、同罪ではないでしょうか。
そして、選手会。古田さん、裏金のことは認めていましたよね（スポーツヤァーインタビュー）。選手会として、裏金の存在について調査に動かなくて良いのでしょうか？
明治大はじめ大学野球（高校野球、社会人も）の中でも、膿を出さない限り、こういう問題は、例えウェーバードラフトでも起こると思うのですがね。これは、プロ側も同じで、球界浄化のためにも、ＮＰＢが動くだけではなく、選手会なども積極的に調査していくべきではないでしょうか。
一場に関しては、本人の脇の甘さもあったのは確かだし、叩かれるのは仕方ない。だがね、読売からも大学からも、そして選手会からも、臭いものには蓋をしろとなかりスケープゴートにされている人間を、アレコレ言う気はおきない。これから、ドラフト史を語るときに、「一場事件」として悪い名前が残ることが、最大の罰だろうし。
