マイク水野、危篤だった。

監督の水野晴郎が「シベリア超特急5」のクランクアップ直後の4月上旬に自宅で倒れて意識不明となり、約2ヶ月の入院生活を送っていたことがわかった。
水野氏が自宅で倒れたのは4/5の朝。同月3日に「シベ超5」がクランクアップした直後のことだった。意識不明で倒れているところを、スタッフに発見され、救急車で運ばれて緊急入院した。
予算の関係から、映画を1ヶ月の強行スケジュールで撮り終えたことが、高齢の体に負担をかけたようだ。
入院後も意識は朦朧とし、1日半も眠りつづけ、一時は危篤状態になった。その後、意識は回復し同月19日に退院。
ところが、自宅に戻って休養していた同月28日夜、今度は背中に痛みを訴え、また緊急入院。背骨に2箇所の陥没骨折が見つかった。撮影中に左手首を骨折、左肩に打撲をおっており、まさに満身創痍。結局、5/24に退院したものの、命を削って作品に挑んだ結果がこれだった。
「向こうの世界には、オードリー・ヘプバーン、グレゴリ−・ペック、ジャック・レモンビリー・ワイルダーマリリン・モンロー・・・私がこよなく愛した往年の名優たちが走馬灯のように次々と思い出された。このままあっちに行こうかと考えたけど、偉大な人がどんどんいなくなる中で、映画の全盛期を知り、語り継いでいくために誰かが生き残らなければと強く感じた。それこそが私の支えだった」
仕事への情熱が、体力の回復に見えない力を与えた。
「100歳を超えても『しべ超』をやっていたいね」と熱く語った。

閣下が無事でなにより。僕のポリシーは、シベ超を見られる世界であって欲しいから戦争反対というもの。シベ超5、楽しみにしてます!
というわけで、閣下応援団募集!
ついでに、これぞ男の走馬灯