キル・ビル2 キャシャーン

予想はしていたことですが、タランティーノのテンションが落ちまくり。やけに面白いところと、終わらすために義務的に撮っているのがわかる。ローテンションの部分の落差が激しい。この辺の外しッぷりも、タランティーノかもしれないけどね。
誰もタランティーノにストーリーを期待しているわけないんだから、ストーリーを進ませることを無視して、突っ走って欲しかった。
キルビル1が中学生が妄想のまま作った映画なら、キルビル2は大学生が作った映画になっちゃった。

最初、ウタダンナは、キャシャーン役に田原俊彦を考えていた。
これを聞いたとき、観に行こうと思った。もしかして、彼も、こちら側の人間かもしれないと・・・
で、感想。
宇多田ヒカルのPVは金かかっているなあ。やけに、エンディングロール時の音楽がピッタシはまるんです。ゲームのファイナルファンタジー系の映像の綺麗さと一本道ロープレ的感覚が好きで、話の裏読みをせず(自分で、謎を考えるような必要はありません)、いい年して特撮やアニメや漫画を見て熱くなるような人ではなく、宇田多ヒカルが好きで、2時間何も考えずに時間を過ごしたいなら非常にお勧め。
でさ、キャシャーン役、トシちゃんでいいじゃん。誰も演技してないんだから。
なんか、自分みたいな人間から遠く離れた映画を作ったら、自分に近づいた。だって、地球は丸いんだも〜ん。って、感じで、なんか、いい笑顔で見れました。
よくCGに頼ったとか、映像だけとかいわれる映画があるけど、ウタダンナの男気あふれるところは、CGに頼ったんじゃなくて、すべてがCGであり、映像だけの映画じゃなく、映画として作る気が全くないところです。
お前は男だ!
もう本当に皆に言いたい。見てから後悔しやがれ!と。
しかし、やっぱりキャシャーン役は、トシちゃんにやって欲しかった(しつこい)