オーストラリア旅行記 10/11

5時に起きて、朝飯。とはいえ、バックパッカーズなので、パンとコーンフレークとミルクだけです。これだけは、ずっといても慣れなかったな。
バックパッカー用のツアーだけに、日本人は、自分と友人と、女の子2名。後は、オランダ人やフランス人や韓国人や中国人だで、総勢18名。ガイドは、もちろん英語だし、英語ができない自分としてはドキドキものでした。アリススプリングスから、バスで約400キロ先に目的地であるエアーズロックがあります。例えていえば、シドニーが成田で、アリススプリングスが札幌で、エアーズロックが釧路みたいなものか?お金があれば圧倒的に楽なので、エアーズロック空港まで、普通の日本のツアーは行きます。自分のツアーは、280ドルで、2泊3日飯付きという、いかにもバックパッカー向けのツアーです。
バスは、大体2時間おきにドライブインにとまります。ここで、水を補給したり、トイレにいったりで、バスの中では寝たり、話をしたりといった感じで時間を食べる能力が要求されます。自分は、バスは弱いので、ずっと寝ていました。
フランス人の女の子から英語で話しかけられたのだが、英語がダメなので戸惑っていると、「日本人の男の子って、シャイでしゃべらないからダメなのよね」みたいなことを言われる。さすがに、ムカッときたので、拙い英語で「自分はしゃべりたくてもしゃべれないだけだ。日本人だからという偏見はやめてくれないか」と、言い返す。さすがに、言われた時はムカついたけど、日本人ってことでバカにされるのは、ある意味心地いい。自分は、男で、成人で、在日とかルーツ的なのもないので、差別されることは、まずない。だが、ここでは違う。日本人だから、英語がしゃべれないから・・・って、眼で見られている。このピリピリ感は、日本じゃ味わえない。自分を主張しなければ、差別されるだけで終わってしまうわけだしね。海外では、日本女性の方が強くかっこよく見えるのは、そういう差別の克服に慣れているからなのかなと思う。そして、同時に自分もこういう差別に勝てるようにならねばと思ったりもする。
昼は、バスの中でサンドイッチ。
途中で、ラクダに乗るオプションに参加。ラクダは、伏せの状態から、二段変形のように立位をとるので、慣れないと落ちそうになるけど、マシンに乗っているようで、ちょっと気持ちよかった。
そして、バスで乗ること、約400キロ。キングスキャニオンに到着。ここで、約3時間ばかり登山。日本にはない、風景、そして花などがあって、気持ちよかったです。
で、またバスに乗って、キャンプ地を目指す。途中で、アニーという平ったい山が見える。最初、僕もエアーズロックかと思ったように、車で来る旅行者がよく間違えるそうだ。
キャンプの前に、アボリージーニが食べている虫をとる。美味しんぼでも載っていたけど、さすがに食べる気はしなかった。
キャンプ地で、夕食。ラクダのひき肉のペンネ。肉は少し固かったが、意外とおいしかった。
夜は、寝袋で野宿。風呂に入れないのと、トイレがないのが難といえば難だが、まあ、これもいい経験だなと思ったりもする。夜の3時ごろ、寒さで起きると、満天の星空が見えた。無数の流れ星に感動。