NPB、野球W杯参加について

玉木正之公式WEBサイトの6/21の日記より

大阪から日帰りしてスポーツ新聞を読んで仰天。プロ野球機構も選手会も不参加を表明していたはずの野球のW杯に、一転して実行委員会が参加を決定したという。何が、どないなったんや?ナベツネが動いたのか?
野球W杯に一転して参加を表明した日本プロ野球界の動きで小生が書ける情報は下記の通り。1)5月末までにNPB(日本のプロ野球組織)はMLBに対して正式に不参加の通知を送った。2)しかし、その「正式不参加通達」を日米ともになぜか公表しなかった。3)MLBジャパンの某氏が日本を参加させるため、日本のメディア関係者と接触を開始。4)渡邉恒雄氏が読売ジャイアンツ会長としてプロ球界に復帰。5)6/20の実行委員会で巨人とソフトバンクが強硬に参加を主張…というわけで、まったく何も条件は変わってないのに、いったい裏で何が起きたんや?

なんか、相変わらず嫌味っぽく書いていますね。この人の悪いところは、現実を直視しない部分だなと、あらためて思う。
個人的には、野球W杯には賛成。
確かに、NPBに不利な条件だけど、先に話をまとめられなかったNPBという、結局、NPBの実力の表れなんだよね。一般のファンにとっては、広告料がウンタラとかは関係ないのは、確かなわけでね。いかに、面白いものを見れるかということが大事なわけで。歴史を見れば、サッカーのW杯のイングランドになるなかれと、僕は思う。しかし、日本という国は、外圧でしか変わらないという鉄則どうりだな。
まあ、これで、良くも悪くも、ナベツネ、孫など、開国積極路線に動くんだろうね。そうなると、国内は少数精鋭(?)という路線に導かれるわけで、近いうちに球界再編騒動は、また起こるのだろう。
久々に野球に関して書いたので、もう一つ。
改革元年といいながら、日本球界が全然進歩していないという声を聞きますが、僕はそう思わない。今年は、交流戦を行った。来年は、ドラフト制度の改革になるだろう。また、野球W杯という改革もある。1年に1個程度だけど、重要なことが変わっているのは確かなんだよね。実際、「合併反対」より「セ・パ統合反対」の方が、ファンの署名が多かったように、急速すぎる改革も、ファンは求めていないわけで、ちょっとマキャベリ的に言えば、改革を実際にすることよりも、改革しているという姿勢をファンに見せつければいいわけで、その辺の宣伝的なことをする部門がNPBにあればなと思っています。交流戦という、改革してますよというネタを上手く使えないあたりが、NPBのダメダメな部分だよね。