ネバーランド
ネバーランド、そしてピーターパンと言えば、マイケル・ジャクソン
この映画の主役は、マイケルこそやるべきだろう。( ゜Д゜)喝!喝だ、こりゃ。
と、見る前は思っていたのですが…
あらすじは、
1903年、ロンドン。スランプに陥り、妻ともうまくいっていない劇作家ジェームズ・バリ(ジョニー・デップ)は、ある日、公園で幼い4人兄弟と出会う。彼らと一緒に遊び、親しくなるのだが、三男ピーター(フレディ・ハイモア)だけは、父の死によって固く心を閉ざしていた。その日から毎日、バリはピーターに子供らしい心を取り戻させようと共に時間を過ごすようになり、兄弟の母親シルビア(ケイト・ウィンスレット)とも心を通わせていく。だが、バリの妻や世間の人々は、彼らの親密さにあらぬうわさを立て始め……。 (gooより)
なんですが、まあ、周りの人達も疑いの目をバリに向けるわけなんですよ。あの未亡人とできているんじゃないか?とか、ちょっと詳しくは覚えていないんですが、こういうシーンがあります。
(友人であるコナンドイル)「彼女は未亡人だぞ。そして…(美しい)」
(バリ)「そんなことはない。」
(コナンドイル)「4人の少年達もいる」
ガ━━ΣΣ(゜Д゜;)━━ン!!
未亡人だけならともかく、イギリスでは、その子供それも男の子も対象になりますか。こりゃあ、マイケルだと、生々しすぎてダメなわけです。
まともな感想としては、ジョニー・ディップとケイト・ウィンスレットの演技が良かったです。身体とかそういう付き合いじゃなくて、本当に魂の片割れ同士みたいな感じで。そして、バリ(ジョニー・ディップ)の少年と大人の顔の使い分けとか。パイレーツ・オブ・カリビアンを観ていたら、ニヤリとするシーンもあるしね。
泣く人は泣くと思うけど、もうちょい、メリハリが欲しかったかも。まあ、今、邦画で多い、さあここで泣いてください系よりは、はるかにいいけどね。だが、正直、この作品で、オスカーはないと思う。
ついでなんで、04年のピンフスポーツ映画賞を。
・最優秀作品賞(洋画):スクール・オブ・ロック
「学園ものに外れなし」を地でいく、傑作。努力・友情・勝利の3本柱を軸に、うまくコメディーも入っていて、とにかく楽しい。
ただ、この映画って、DVDで見ても、面白さが半減だと思うんだよね。劇場で観た方が、客のノリの良さがわかって、はるかによかった。日本の劇場は、シベ超以外、あまり大きな声で笑ったり、歓声あげたり、拍手したりとかは厳禁みたいなところがあるけど、やりたそうな客が多かったのがポイント。アメリカだと、客が一緒に歌っていたりとかしていたみたいで、非常にうらやましいです。
・最優秀作品賞(邦画):下妻物語
去年の邦画の中の白眉。劇場公開最後の方で観にいって、もっと早く観ればよかったと後悔しました。漫画的なつくりなんだけど、それがうまくフィットしていた。
・最優秀主演男優賞(洋画):シービスケット(シービスケット)
いや、本当に上手い演技でしたよ。
・最優秀主演女優賞(洋画):シャーリーズ・セロン(モンスター)
観ていて辛くなった映画。それくらい、人生のエグミをしっかり画面から出していました。
・最優秀助演男優賞(洋画):ティム・ロビンス(ミスティック・リバー)
映画ででてくる「低所得者、性虐待暦あり、まさに犯罪者の見本だ」というオーラを出しまくっていたのは、さすがです。
・最優秀助演女優賞:ケイト・ベッキンセール(ヴァン・ヘルシング)
彼女が出ていなければ観なかった映画だと思うんで。
・最優秀主演男優賞(邦画):なし
スグに思いつかない時点でダメでしょ。
・最優秀主演女優賞(邦画):佐藤江梨子(キューティーハニー)・深田恭子(下妻物語)
キューティーハニーは、最初の5分間が素晴らしく、その素晴らしさは佐藤江梨子につきるから。
深田恭子は、深田恭子の役しかできないけど、その役に関しては彼女にならぶものはなく、下妻物語ではまさに深田恭子のための映画だった。
・最優秀助演男優賞(邦画):南方英二(お父さんのバックドロップ)
原作にはいない、主人公のおじいちゃん役なんだけど、見事なまでにはまり役。彼がいなければ、映画の世界が広がらなかったと思う。
・最優秀助演女優賞(邦画)土屋アンナ(下妻物語)
自分の実家は田舎でして、レディースとかよくいたんですよ。で、いるいるこんなレディースオーラを、見事に出していたので。
・最もダメな俳優賞:唐沢寿明(キャシャーン)
キャシャーンの中で、一人だけ素晴らしい演技をしていたが、それが映画に全然活かされておず、むしろ、彼の演技のために、ウタダンナが全力をもって撮ろうとした映像(ウタダンナが撮ろうとしたのは映画ではない!これを間違っている人が、キャシャーンを駄作と呼ぶのだと思う)を邪魔したので。