ダイエー高塚問題

泥沼化していたダイエーの高塚オーナー代行兼球団社長の去就問題が、20日解決した。
高塚氏は前夜までの辞任拒否から一転して「中内正オーナーの承諾無しに辞めるわけにはいかなかった。今朝オーナーと話し合い、渋々ながら社長辞任を受け入れてくれた」と説明。
中内オーナーも「これ以上混乱を長引かせては球界やチームに迷惑がかかるし、辞任を了解せざるをえなかった」と話した。だが、辞めるのは球団社長。オーナー代行職にはそのまま留まる。ダイエー本社サイドはオーナー代行職も外し、完全に球団から高塚氏を追放したい考えだったという。
そんなダイエー本社がなぜ折れたのか。そして、高塚氏も球団社長辞任をなぜのんだのか?
キーマンは、巨人・渡辺オーナーだ。前日にはオーナー会議の確認書をたてに、高塚氏辞任の場合は、ダイエーの球界追放を訴えていた。だが、渡辺オーナーは事態の収束にむけ、アクションを起こしていた。
「ボクが高木(ダイエー本社社長)さんに社長だけ辞めさせてオーナー代行に残したらどうだという妥協案を出した」と、渡辺オーナーは明かした。
高木社長も渡辺オーナーの意向を無視できず、それで決着させるしかなかったわけだ。
渡辺オーナーは、「実際は解任のようなもので辞任の形は偽装。まあ、こちらの要求をダイエー本社がのんだのだから」と、高塚氏の球団社長辞任を容認する考えを示した。

つっこみどころ満載ですが、ひとつだけ。
高塚君、仮にも出版社の社長になるのだから、言葉は正しく。
×中内正オーナーの承諾なしに辞めるわけにはいかなかった。
○渡辺オーナーの承諾なすに辞めるわけにはいかなかった。


前から思っていたが、堀内の考えって、古い。
先発>>>>リリーフ>>>>>>>>中継ぎ
それでも、いいんだけど、それならわざわざ中6日ローテーションを中5日にするのは、投手出身の思い上がりな感じ。俺は、もっときつい状況でやっていたんだからという。
そして、徹底的に古いのが、クローザーについて。
はっきり言って、今の日本のクローザーって楽なんですよ。相手の打順に関係なく、9回を抑えればいいだけなんだから。大事なのは、クローザーがいるという顔代。横浜には佐々木がいるから、8回までに勝っておかないと、そう思わせるのが一番の仕事。去年の高津や、今年の佐々木のように、打たれながらも、9回1イニングを、0点に抑えればいい。
球威やコントロールよりも、安定感が大事。
そのために、ヤクルトの石井が戸惑っている。今までの三振かホームランかというピッチングじゃなく、1イニングを安定して抑えるピッチングに上手く変えることができず。
本当に大変なのは、クローザーよりセットアッパーだと思う。クローザーと違い、9回最初からとか楽な状況じゃなく、ランナーがいる場面や、相手の主力打者相手に投げるのが仕事。
去年の阪神は、ウィリアムスよりも、安藤の存在が大きかった。例えば、ロッテは、シコースキーがいなくなって、セットアッパー不在が後半の逆転を招いている。
で、巨人。クローザー不在というが、その前にセットアッパー不在なんだよね。シコースキーや岡島を本来向いているセットアッパーから、クローザーに移したためのボタンの掛け違いだと思う。シコースキーは、本来のセットアッパーとして使い、安定感のある投手、例えば佐藤(連投きかないのが難だが)あたりでいいじゃんと思う。
だが、堀内はあいかわらず、クローザー=球威があって三振をとれるという、昔のリリーフのイメージなんだよね。だから、シコースキーや岡島を、クローザーに回して失敗している。
まあ、ああいうチームだから、連勝連敗という波が激しくなるのは、当然なんだが、投手出身だから投手起用が上手いとは限らないの例だなと思う。