飯は、ラーメン、スシ、ジンギスカンと王道主義で

札幌に旅行に行ってきました。飯が上手く、観光もできて、買い物がしやすかったので、楽しかったです。特に買い物。札幌って、新宿や横浜と遜色なく店があって、それでいて店の場所がまとまっていて、また店の作りがゆったりしていて、人が少ないので買い物をしやすいんですよ。俗に言う、政令指定都市の中で(福岡だけは行っていないんでわかりませんが)、他の都市と比べて買い物のしやすさは、一番じゃないかなと思います。週刊ジャンプも、ちゃんと月曜日に買えるしね。

 欠点は、観光地として歴ヲタ心をくすぐらないことですね。「黒田清隆も典型的な汚職政治家ではあったが、調所の改革とかも成功報酬として改革の利益のいくらかを受け取る契約だったんで、その流れで公金を使っても汚職という概念に薄かったのではないか。今の官僚制度も明治から受けついでいるので、高級官僚の公金のバカみたいな使い方も、それが汚職だと思ってないんじゃないのか、やつらは」「横浜と札幌、都市の誕生が20年しか違わないが、その20年の差が大きいな。横浜の都市形成の失敗は、結局は誕生時にしっかりやらなかったからだな」「田沼の蝦夷開拓計画が進んでいたら、札幌が中心にはならなかっただろうな」とか、そういう思考になってしまって函館にはある「燃え」の要素が薄い都市だなとは思いました。

 テレビとかは、東京とあまり変わらないんですが、フジでチャンピオンズリーグを流すコマが、「野球狂のネタ」になっていたのは笑いました。野球狂のネタとは、伊集院光、広瀬、矢作など日ハム系の濃いメンツが濃い野球&日ハム系のネタ話をするというディープな番組。お前は男だ、北海道文化放送

 そんな感じで、今の札幌は、新庄>>>>(∞)>>>>>日ハム>>>>>>>>>>コンサドーレ。スポーツコーナーでも、日ハムグッズはよく見かけるんですが、コンサドーレグッズは少ないんですよ。でも、日ハム人気というよりも新庄人気といった感じ。特に、ワイドショーは新庄一色。新庄がどこで飯を食っていたとか、新庄ギャルとか、パルコの新庄ポスター(自分もパクロウとしていたんですが、できませんでした)がとか、そんな話ばっかり。新庄以外では、かろうじて、小笠原、ヒルマン監督の話題が出てくる位。とりあえず、新庄はカニやエビは「脳みそがとけるから食べない」がラム肉しゃぶしゃぶが好きとか、東大出身投手遠藤良平が広報をやっているとか、自分にとってだけ欲しい情報を手にいれることができました。

 で、少し真面目な話。日ハムの本拠地となる、札幌ドームですが、場所は駅から少し歩くけど、そこそこいい場所なんですよ。でも、最大の問題が、飲食物持込不可だということ。そのうえ、食べ物、飲み物がドーム価格。気軽に行けなくしていると思う。最初は、新庄ブームで客も入るだろうけど、今後のことを考えたら、もう少し観戦料や飲食費の値段設定を下げないと、今のままだと客も逃げていくよと思う。今、地方経済がズタボロなのは、コンビニのように全国同じ価格で売る店が地方でも増え支出は都市とかわらないが、収入は都市より低いということが要因としてあると思います。昔は、地方は物価が安いってのがうりだったんだけど、今は家賃以外は都市とかわらない。アルバイト雑誌とか見ても、札幌の時給は東京より明らかに低い。でも、店で売っているものや食事の値段は東京と変わらないんだよね。そして、札幌ドームは、逆に東京ドームより割高感が強い。この辺が、足をひっぱりそうな気がします。